文系営業.com

何年も挫折したNotionが、AIに「頼んだら」使えるようになった話

動画を見ても、WEBで調べても使いこなせなかったNotion。つまずいていたのは操作ではなく、「何を残したいか」を言葉にできていなかったことでした。

Notion、何度も挫折してきました

正直に告白します。私はNotionを「何年も」使いこなせませんでした。

便利そうなのはわかるんです。周りでも使っている人は多いし、「仕事の情報を一元管理できる」「メモもタスクも全部まとめられる」と聞くたびに、今度こそと思ってアカウントを開く。YouTubeで使い方の動画を見て、WEBで「Notion 初心者」と検索して、テンプレートも眺めてみる。

でも、続かない。

白紙のページを前にすると、何をどう作ればいいのかわからないんです。データベース、ビュー、プロパティ……。説明を読めば読むほど、「で、自分は何を作ればいいの?」と手が止まる。そして気づけば放置。これを何度繰り返したかわかりません。

転機は「使い方」を覚えるのをやめたこと

最近、私は趣味の延長で「バイブコーディング」に取り組んでいます。AIと会話しながらアプリを作るやり方で、今はプラモデルの新製品の予約開始を知らせてくれる、自分用のリマインドアプリを作っています。

その作業の中で、困ったことが出てきました。作業が何日にもまたがるので、「昨日どこまでやったっけ?」「次は何をやるんだっけ?」がわからなくなるんです。

そこでClaude(AnthropicのAI)に、こう頼んでみました。「作業の記録と、次にやることをNotionに残しておきたい」と。

すると、Claudeが私のNotionの中にページを作ってくれたんです。

ClaudeがNotionの「バイブコーディング」ページ内に引き継ぎメモを作成したことを伝える画面
Claudeからの返事。「最初にやること」はチェックボックスにしてくれていました。

「最初にやること」はチェックボックスになっていて、終わったら印をつけられる。私がやったのは、「こういうものを残したい」と言葉で伝えたことだけでした。

今の形:「作業ログ」と「引き継ぎメモ」の2本立て

今、私のNotionの「バイブコーディング」ページは、こんな2本立てになっています。

作業ログ
日ごとに「今日何をやったか」を記録していくページ。
引き継ぎメモ
プロジェクトの「最新の状態」だけを書いたページ。更新するときは新しいページを増やさずに上書きしていくので、「最新版はどれだっけ?」と迷わずに済みます。

仕事で何かを管理したことがある方なら、ピンとくるかもしれません。これ、仕事の管理とまったく同じ考え方なんです。案件でも、プロジェクトでも、日々の業務でも、「これまでの経緯(ログ)」と「今どういう状況か(現状サマリー)」は、分けて持っておいたほうが圧倒的に使いやすい。何年も仕事でやってきたことなのに、Notionでそれを形にする方法がわからなかったわけです。

気づき:本当に必要だったのは「何を残したいか」の言語化

振り返ってみて思うのは、私がつまずいていたのは「Notionの操作」ではなかった、ということです。

「自分は何を、どういう形で残したいのか」。これが言葉になっていなかった。だから白紙のページを前に手が止まっていたんです。

今回は、AIに頼む過程で自然と「作業が何日にもまたがる」「次にやることを忘れたくない」「最新の状態がすぐわかるようにしたい」と、自分の困りごとを説明していました。それさえ伝われば、ツールの操作はAIが引き受けてくれる。

ツールの使い方を覚えるより先に、やりたいことを言葉にする。順番が逆だったんですね。

文系の非エンジニアのみなさんへ

営業、マーケティング、事務。職種は違っても、私たちは毎日「言葉で仕事をしている」はずです。

営業ならお客様の課題を聞いて整理し、提案する。マーケティングなら「誰に、何を、どう伝えるか」を組み立てる。事務なら、業務の手順や必要な情報を、誰が見てもわかる形にまとめる。どれも「状況を整理して、言葉にする」仕事です。

AIを相手にするときも、実はそれと同じなんです。自分の困りごとを整理して、わかりやすく伝える。プログラミングの知識やツールの操作に詳しくなくても、その説明力がそのままツールを動かす力になる。

「ITツールは苦手だから」「自分はエンジニアじゃないから」と諦めていた人ほど、試してみてほしいと思います。私のように何年もNotionに挫折してきた人間でも、ちゃんと使えるようになりましたから。

この記事は、文系の非エンジニアとしてAIツールを試した記録です。今後もAI活用の試行錯誤を随時更新していきます。